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映画「JK☆ROCK」

 活動休止――。この四文字で頭に浮かぶのは、人気アイドルグループ「嵐」という読者も多いのではないか。来年末での活動休止表明(1月)のニュースは、衝撃をもって全国を駆け巡った▼船橋や木更津市など県内の嵐ゆかりの地にはファンが続々と集まり、その人気ぶりを本紙で紹介した。だが、こうして惜しまれるのは、生き馬の目を抜く芸能界では一握り。その他大勢は口の端にも上らず、フェードアウトしていく▼邦画『JK☆ROCK』(4月6日公開)は、ロックバンドの解散理由を物語る。女子から黄色い歓声を浴びる人気バンドだが、中心メンバーの2人がそれぞれ別の道を選ぶ。空中分解の理由はありがちな音楽性の違いか…▼嵐紹介の紙面に、森田知事へのインタビュー企画「青春立県ちば」も同時掲載となった。知事は俳優デビュー時の歌手活動を回顧し、詞を大切にするよう指導されたエピソードを披露した▼なるほど、最近の流行歌は詞よりハートビートなリズムを重視する。昭和生まれのオジサンはちとついていけない。時代を超えて歌い継ぐには情感に乏しいのだ▼さて文頭の「嵐」。活動休止ゆえ再開の可能性もなくはない。もしメンバー5人が50歳を超えてステージに立てば「五十嵐」とか? その時、彼らはどんなエモーショナルな詞を紡いで、私たちに心境を伝えてくれるのだろう。

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